バイオテレメトリーによる魚類の行動解析

水中で生活する生物の行動観察は非常に困難です。

私達の研究室では発信機を生物に取り付け、水中に設置した受信機からその行動の調査を行っています。

左の写真は実験に使用する魚と、それに埋め込む超音波発信器です。

実験対象種は、マグロ、タイ、スズキ、メバル、イカ、サケなど食べられる魚ならなんでも。

また、ブラックバスやブルーギル、コイなどの淡水魚でも行っています。

バイオテレメトリーによるクロマグロの遊泳行動解析

バイオテレメトリーとは、小型記録計や発信機を使用して生物を追跡（ストーカー）することです。

図で示すように小型記録計や発信機をクロマグロのお腹に装着して、生簀の中でクロマグロがどのような行動をしているかを研究しています。

• Okano, S., Mitsunaga, Y., Mukai, Y., Yagi, H., Sakamoto, W., Kumai, H., 2007. Collide or Avoid? Swimming Behavior of Full-Cycle Cultured Pacific Bluefin Tuna in a Net Cage . In: Sakamoto, W., Miyashita, S. and Nakagawa, Y. (Eds.), Ecology and Aquaculture of Bluefin Tuna. Proceedings of the Joint International Symposium on Bluefin Tuna. Kinki University Press, pp. 47-52.